ポケモンカードのPSAとは?PSAだと未開封よりも価値が上がる可能性もある!?
「ポケモンカードで最近PSAという単語をよく聞くけどPSAってなんなの」
「ポケモンカードのPSAってどうやったらなるの」
このようにポケモンカードにおいてPSAと呼ばれるものが増えてきてそもそもPSAとはなんなのか疑問に思っている方も少なくないでしょう。
そこで今回はポケモンカードのPSAについて解説していきます。
- ポケモンカードのPSAとは?
- ポケモンカードのPSAのメリット
- ポケモンカードのPSAのデメリット
- ポケモンカードのPSAのグレードは10以外微妙
ポケモンカードのPSAとは?
そもそもポケモンカードのPSAとはトレーディングカードの状態評価や本物か偽物かを見極める真贋鑑定が行われたポケモンカードとなっています。
このPSA鑑定は世界的にトレーディングカードの鑑定サービスを行う、米国のPSAという企業によって行われているサービスです。
PSA鑑定は10段階のグレードがあり、10が最も状態の良いカードで数字が下がるごとに状態は悪い形となっていきます。
ポケモンカードにおいてPSA鑑定がなされたものは専用のケースに入れられ、鑑定のグレードや正式な名称などが書かれたものがケースに記されています。
こういったPSAに鑑定されたものがポケモンカードのPSAの正体だと言えます。
ポケモンカードのPSAの数字ごとの状態
ちなみにポケモンカードのPSAのグレードの数字ごとの状態としてはグレードごとに以下のような基準となっています。
基本的に完備品はグレード10のみとなっています。
- 10(GME-MT)完璧な状態のカード
- 9(MINT)非常に優れた状態のカード(若干傷あり)
- 8(NM-MT)優れた状態のカード(軽度の傷汚れあり)
- 7(NM)良い状態のカード(表面に目立つ傷、白い点あり)
- 6(EX-MT)普通の状態のカード(多数の傷、汚れあり)
- 5(EX)やや劣った状態のカード(深い傷あり)
- 4(VG-EX)劣った状態のカード(ひどい傷、汚れあり)
- 3(VG)かなり劣った状態のカード(大きな傷汚れ、欠けあり)
- 2(GOOD)非常に劣った状態のカード(剥がれ、シワあり)
- 1(PR)最も劣った状態のカード(大きく剥がれ、シワ、折れ多数)
ポケモンカードのPSAの鑑定に出す方法
一方でポケモンカードのPSA鑑定に関しては一般の方でも持っているポケモンカードを鑑定に出すことができます。
PSAの鑑定に出す方法としてはまずオンラインで申し込み、PSAの日本支社に鑑定するポケモンカードを送付するという形で行います。
オンライン申し込みでは鑑定するカードの種類や枚数、自分で調べたおおよその相場、サービス名などを入力します。
後はポケモンカードをスリーブやセーバーに入れて梱包し、PSAの日本支社に発送すれば完了です。
ちなみに料金としてはカードの相場によっても変わりますが、カード1枚の鑑定に3300円、1900円の送料、保険料がかかります。
また、鑑定品が返ってくるまでにはおおよそ65日かかり、PSAのケースに入って返送されます。
ポケモンカードのPSAのメリット
ところでポケモンカードのPSAのメリットとは一体なんなのか。
そこで以下ではポケモンカードのPSAのメリットについて解説していきます。
- カードの価値が高まる
- 売る時の基準ができる
- 希少性がわかりやすくなる
カードの価値が高まる
まず、1つ目のポケモンカードのPSAのメリットとしてはカードの価値が高まる点があります。
理由としてはPSAの特に10は一般的な同じカードの相場に比べて5倍から10倍以上の高値で取引されているからです。
例えば、未開封のピカチュウワールドという商品は未開封でも3万円から5万円前後ですが、開封された後のピカチュウワールドでPSAの鑑定品で10となると価格は30万円前後にまで上がっています。
そのため、PSAの鑑定品では未開封のものよりも状態がはっきりしているため、より価値の高い形となることがあります。
よってカードの価値が高まる点がポケモンカードのPSAのメリットだと言えるでしょう。
売る時の基準ができる
2つ目のポケモンカードのPSAのメリットとしては売る時の基準ができる点があります。
理由としてはPSAではグレードによって完全に状態が分かれており、はっきりとしているからです。
例えば、PSA鑑定にされていないポケモンカードだと売る場合、カードショップでも傷査定や値段もまちまちになってしまい、安く買い叩かれる可能性も高くなります。
しかし、特にPSA10では鑑定品であるため、傷があるなどのいちゃもんもつけづらく、同じPSAの販売であればほぼ同額で売れないと査定的におかしなことになります。
そのため、PSAという鑑定があることで売る時の相場の基準が明確にでき、安く買い叩かれることを防ぐことができます。
よって売る時の基準ができる点がポケモンカードのメリットだと言えるでしょう。
希少性がわかりやすくなる
3つ目のポケモンカードのPSAのメリットとしては希少性がわかりやすくなる点があります。
理由としてはPSAという評価があることでより希少性が高くなるからです。
例えば、通常の状態でも数が少ないカードでは完備品はさらに少なくなり、PSA10の評価が出るものは非常に稀になります。
実際にピカチュウイラストレーターなどの希少性の高いポケモンカードはPSA10の枚数が世界で数十枚から数枚程度しかないものもあります。
そのため、希少性の高いカードがより希少性がわかりやすく、PSAによって強調され高く売れる可能性が高まります。
よって希少性がわかりやすくなる点がポケモンカードのPSAのメリットだと言えるでしょう。
ポケモンカードのPSAのデメリット
一方でポケモンカードのPSAにはデメリットもあります。
そこで以下ではポケモンカードのPSAのデメリットを解説していきます。
- 鑑定費用がかかる
- 微妙なグレードだとむしろ損する可能性
- 偽物が出回っている
鑑定費用がかかる
まず、1つ目のポケモンカードのPSAのデメリットとしては鑑定費用がかかる点があります。
理由としてはPSAの鑑定には鑑定料に加えて送料や保険料もかかるからです。
例えば、鑑定料は最低でも1枚で3300円かかり、そのカードの相場によっては鑑定料も上がります。
しかも、送料もかなり高く8枚以下なら1900円とかなりの送料がかかり、そのポケモンカードによっては何十万もの価値がつくため、保険も必須になります。
そのため、1枚を鑑定に出すだけでも1万円近くかかり、数が多ければ多いほど鑑定にも料金がかかることになります。
よって鑑定費用がかかり、金銭的負担も大きくなる点がポケモンカードのPSAのデメリットだと言えるでしょう。
微妙なグレードだとむしろ損する可能性
次に2つ目のポケモンカードのPSAのデメリットとしては微妙なグレードだとむしろ損する点があります。
理由としてはPSA10以外だとむしろ多少の傷や汚れの差はありながら全体として傷や汚れありのカードだと確定してしまうからです。
例えば、PSAの鑑定に出してPSA10なら完備品として価値は上がりますが、それ以外の9以下が出てしまうと傷ありだということが数字で目に見えて分かってしまうことになります。
するとPSA9レベルでもPSAには入っていないことで完備品として扱われた可能性のある微妙な立ち位置にあったカードも傷ありとされ、足元を見られて価格を下げられる可能性も高くなります。
そうなるとむしろPSAの方が価値が下がる可能性も出てきます。
よって微妙なグレードだとむしろ損する可能性がある点がポケモンカードのPSAのデメリットだと言えるでしょう。
偽物が出回っている
3つ目のポケモンカードのPSAのデメリットとしては偽物が出回っている可能性がある点があります。
理由としてはPSA10などの価値が高まりすぎているため、それを狙ってPSAのケースや鑑定を偽装したものも増えてきているからです。
そのため、フリマサイトで売られているPSAは偽物の可能性もあり、安易には手が出しづらくPSAをあえて避けるような動きもやや見られる部分があります。
また、カードショップではPSAの偽物を避けるためにPSAのポケモンカードは買取拒否をしてくる店も増えてきています。
よって偽物が出回っている可能性があり、偽物を捕ませられる可能性や買取拒否をされる可能性がある点がポケモンカードのPSAのデメリットだと言えるでしょう。
ポケモンカードのPSAのグレードは10以外微妙
結論としてはポケモンカードのPSAはグレード10以外は微妙だと言えるでしょう。
理由としてはPSA10以外はある種傷や汚れがあることが確定されてしまうからです。
実際によほど希少性の高いポケモンカードでなければわざわざPSAで9以下を買いたがる人は少ないです。
基本的に多くの方はPSAの鑑定品を狙う場合はPSA10のポケモンカードを狙います。
そのため、ぶっちゃけPSAで10以外が来ると微妙な感じになり、あまり積極的には求められません。
よってポケモンカードのPSAを狙うのであればグレード10は外せないところだと言えるでしょう。