ラブブはおかしい?可愛くない?ラブブの偽物が大量に?

ラブブはおかしい?可愛くない?
大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が発表された際にも、「可愛いのか、怖いのか分からない」「不気味だけどクセになる」といった賛否が大きく巻き起こりました。その後、新たに注目を集めているのが「ラブブ」というキャラクターです。SNSやメディアで話題になっているものの、「ラブブはおかしいのでは?」「可愛くない」といった声が数多く寄せられています。
なぜラブブは「おかしい」と言われてしまうのでしょうか?理由のひとつは、その独特なデザインです。一般的な「ゆるキャラ」や「ご当地キャラ」は丸みを帯びた愛らしいフォルムや親しみやすい表情を持っているのに対し、ラブブは少し違和感のある造形で、ぱっと見ただけで「かわいい!」と思えるかどうか意見が分かれるデザインになっています。その独自性が魅力だと感じる人もいれば、「なんだかおかしい」「バランスが悪い」と感じてしまう人もいるのです。
さらに、「可愛くない」という評価の背景には、日本人が「キャラクター=可愛らしい」という固定観念を強く持っていることも影響しています。日本ではサンリオキャラクターやゆるキャラブームの影響もあり、キャラ=癒し、キャラ=可愛いというイメージが根強いです。そのため「ちょっと変わったキャラ」が登場すると、「おかしい」「怖い」とネガティブな感情を抱きやすいのです。
ただし、「おかしい」「可愛くない」と言われること自体が話題性を生み出している側面もあります。SNS時代では賛否両論が起こるキャラほど拡散されやすく、むしろ一種のプロモーション効果ともいえるでしょう。ラブブが「クセになる」「逆にかわいい」とファン層を獲得していく可能性も十分にあります。
ラブブは中国的な宣伝手法で人気はおかしい?
ラブブの人気についても「おかしい」との声が広がっています。その背景には、「中国的な宣伝手法」が使われているのではないかという疑惑があるのです。中国市場においては、SNSを利用した大規模な宣伝戦略や、話題作りのための意図的な炎上マーケティングが多用される傾向があります。そのため、日本のユーザーからすると「不自然に盛り上がっているのでは?」と感じることがあるのです。
実際に、ラブブの関連投稿がSNSで急速に拡散されていることから「人気が急に出すぎて不自然」「自然発生的なブームというよりは、マーケティング戦略によるものでは?」という疑念を持つ人も少なくありません。TikTokやInstagramなど、若者が多く利用するSNSを中心に広がっていることも、こうした「中国的なバズり方」という印象を与えている要因です。
さらに、日本のキャラクタービジネスは「徐々に口コミで広がり、人気が定着する」という流れが一般的です。ところがラブブの場合は、登場から短期間で一気に話題となり、「急激な人気の伸び方はおかしい」と受け止められたのです。こうした違和感が「ラブブは中国的な宣伝で人気を得ているのではないか」という憶測を生むことになりました。
もちろん、実際に裏で大規模なプロモーションが行われているのかは不明です。しかし、SNS時代においてはインフルエンサーや広告代理店を通じて拡散を仕掛けることは珍しくなく、自然なブームと仕掛けられたバズとの区別はつきにくいのが現実です。そのため「人気は本物か?」「宣伝で作られた人気では?」という議論が生まれるのも自然な流れだといえるでしょう。
ラブブの偽物が大量に?
人気キャラクターに必ずつきまとう問題が「偽物」の存在です。ラブブに関しても例外ではなく、既にネット上ではラブブの偽物や模倣品が大量に出回っていると報告されています。特に中国や東南アジアのネットショップやフリマアプリでは、公式とは異なるラブブ風グッズが販売されており、その数は増加の一途をたどっています。
偽物が出回る理由はシンプルです。「人気があるから儲かる」と模倣業者が考えるからです。キャラクターグッズはファンの需要が高く、ぬいぐるみやキーホルダー、Tシャツなど、日常的に使えるアイテムに展開されやすいため、偽物ビジネスの標的になりやすいのです。
SNS上でも「ラブブの偽物買っちゃったかもしれない」「これ公式じゃないよね?」といった投稿が散見されます。特に若年層のファンは「安いから」と購入してしまい、後から「非公式だった」と気づくケースが多いようです。
この偽物問題はキャラクターのブランドイメージを損なう大きなリスクをはらんでいます。粗悪な偽物が出回ると「すぐ壊れる」「見た目が雑」といった悪評がキャラそのものに結びつけられてしまう恐れがあります。そのため、公式は正規品の流通ルートを明確にし、認証マークや公式ショップを通じて安心して購入できる環境を整えることが求められます。
また、ファン自身も「安すぎる商品」「不自然に海外から発送される商品」には注意が必要です。ラブブの偽物を見分けるポイントを共有し、正しい情報を広めることが、ブランドを守るために欠かせません。
ラブブのみゃくみゃくとのコラボとは?
ラブブの話題性をさらに高めているのが、「みゃくみゃく」とのコラボです。大阪・関西万博の公式キャラクターであるみゃくみゃくは、その独特なデザインと「怖いのに愛着が湧く」という中毒性で一躍有名になりました。そのみゃくみゃくとラブブがコラボすることで、双方のキャラに注目が集まり、相乗効果を生んでいます。
このコラボは、単なるキャラ同士の共演ではなく、マーケティングの観点からも非常に効果的です。みゃくみゃくは国内外で知名度が高く、万博関連のニュースやグッズ展開でも頻繁に目にする存在です。そのためラブブとのコラボは、ラブブを「万博の盛り上げ役キャラ」として位置づけることに成功し、認知度を一気に拡大させる狙いがあると考えられます。
SNS上でも「ラブブ×みゃくみゃくはカオスで面白い」「相性が意外といい」と話題になっており、ネタ的な面白さと新鮮さが拡散を後押ししています。
さらに、こうしたコラボは「一過性のブームで終わるのではなく、長期的な人気につながるか」という点でも重要です。単独では評価が割れるキャラでも、コラボを通じて新しいファン層を取り込むことができるからです。ラブブがみゃくみゃくと並んで万博の盛り上げ役として定着すれば、「可愛くない」と言われていた印象を逆転させ、愛されキャラへの道を歩む可能性もあります。
まとめ:ラブブはおかしい?可愛くない?それともクセになるキャラ?
ラブブは「おかしい」「可愛くない」といった否定的な声も多い一方で、SNSを通じて大きな注目を集め、ファンを増やしているキャラクターです。人気の急上昇が「中国的な宣伝手法では?」という疑惑を生むなど賛否は尽きませんが、それ自体が話題性となり、ラブブを広める原動力になっています。
また、偽物グッズが大量に出回るほどの人気ぶりは、裏を返せば「ビジネス的な価値があるキャラ」と認められている証拠でもあります。さらに、みゃくみゃくとのコラボで注目度はますます高まっており、今後の展開次第では「可愛くない」から「クセになる」「愛される」キャラクターへと進化していく可能性が大いにあります。
ラブブの評価は二極化していますが、キャラクタービジネスにおいて「賛否両論=強い話題性」であることは間違いありません。これからどのように展開し、定着していくのか。ファンにとっても、批判している人にとっても、目が離せない存在となっているのがラブブなのです。